いったい俺は何屋なんだろう?
2009/10/16
ども。
海鳥です。
フェザンレーヴの中では異質ともいうべきコンテンツデザイン局という部署に所属しております。
以後お見知りおきを。

さてさて、最近、よく思うのがタイトルのフレーズ。
いちおう弊社はほんのりと広告代理店だったりする。
しかし社自体が創業時から「脱・広告代理店」を標ぼうする変わり種。
そして、その最先端でフラフラしているのがわがコンテンツデザイン局なのである。
どんなことをする部署かというと・・・実は俺の方が教えてほしかったりする。

ちなみに直近ではTVの番組作りにいそしみつつ、男の裸の写真を吟味し、ビジュアル系バンドのあこぎなグッズをいたいけな少女たちに売りつけ、オリジナルアニメの製作会議に参加。
ゴルフのトーナメントを開催する野望を抱いていたかと思えば、販促用のPOPカードを切り貼りし、某社の社長と出版の打ち合わせをしながら、どうやったら天然石ブレスレットがバカ売れするのか悩んでいたりする。

どうだね。
まったく何屋か分からないだろう。
大丈夫。
俺も分からない。
ていうか、子供に「パパはお仕事何やってるの?」とか聞かれた時はけっこうツライよ。
だって、パパも分からないんだも~ん。
かといって小学校で「うちのパパは裸の写真を見る仕事なのよ」とか説明されたら、本意ならぬ引っ越しを強要されるハメになるので、とりあえず「夢みがちなサラリーマンだよ」とごまかす今日この頃です。

それにしても振り返ればいつでも「何屋」か分からないっちゃあ、分からない人生でした。
いちおう、ついこないだまで「新聞記者」というジャンルに所属していたわけですが、世間一般が想像する記者像とはかけ離れたことばっかりしてました。

某市の市議会議員選の立候補者とその支持者50人を真夜中の空き地に集めて松明を持たせ「真夜中の出陣式」とかいう記事を書いたり・・・
戦時中のアフガニスタンに行かされ、地雷原の真っただ中を走らされたり・・・
米国出張の税関で必ず「麻薬所持疑惑」で拘束されたり・・・
取材に行ったはずが、その取材対象に1か月にわたって私設運転手にさせられたり・・・

ただ、共通しているのは下らないことばっかりやっていたけど、仕事をしていて楽しかったってこと。
そしてそれは会社を移った今でも変わっておりません。
さすがに初めて経験することが多すぎて半ばパニック気味ですが、やっぱり楽しい。
楽しく仕事ができれば、しぬほど忙しくともなんとかなるもんだよね。
何屋か分からない仕事をし続けるのはエネルギーも要りますが、その分だけエネルギーももらえます。
これからもこの会社で「何屋」か分からない仕事をし続けたい。
それが今の俺のささやかな願いです。


(株)フェザンレーヴ さんの投稿 投稿時: